北海道を一周したときのこと。その2

3日目~4日目

 

道の駅に張ったテントを片付け、今日も出発する。

洞爺町のほうまでひたすら走り、洞爺湖沿いに北上を開始する。

 

洞爺町に向かうまでは風が向かい風で少し走りにくかった。

走っていると道路の反対車線側を僕が今までいた方向に向かって走る自転車の方が何名か。

 

北海道は旅する人が本当に多いと思う。

大荷物で走る自転車、

大荷物で走るバイク、

中には大荷物で歩いている人もまれにいる。

 

走りやすく、空気感もよく、旅に非常に適しているのだろう。

 

洞爺湖の横に着いて、

まだまだひたすら走り続ける。

 

ただひたすら走り続ける。

洞爺湖の真ん中にある島がとても気になったが、

真ん中の島にはどうやらホテルがあるらしい。

 

行ったら船が欠航して帰れなくなり、

島で殺人事件が起こってもおかしくなさそうな雰囲気だ。

某アニメの見過ぎかもしれない。

 

そしてさらにまだまだ洞爺湖の横を走り続け、

ニセコアンヌプリ羊蹄山のそばを通って北上していく。

 

目指すは余市

この辺り、どこで寝泊まりしたかなどは少し忘れてしまったが、ただひたすら走り続けて余市までたどり着いた。

 

余市は、某宇宙飛行士の出身の銭湯や、

ニッカウイスキーの工場があった。

 

ニッカウイスキーの工場見学は無料で、

平日のためか特に予約も必要なく入ることができた。

 

中にはウィスキーを試飲する場所もあり。

食べ物が売られている。いい商売だ。

平日の夕方から酔って顔を赤くした人がたくさんいる。

 

死因が3種類無料であるのだが、

ウィスキーはなかなかキツいので僕も少し酔ってしまった。

 

幸い、すぐ隣に道の駅があるため、

自転車を押して道の駅まで行き。

夜まで道の駅を見学したり、買い出しに行ったりして過ごし、

テントを張って就寝した。

 

テントを張ったあと、

星を見るために机のある場所に座っていると、

犬を連れた方に話しかけられた。

 

旅をしていると話しかけられることがよくある。

私は普段人見知りなのだが、遠くの旅先で話しかけられる分には特に抵抗なく、普通に話すことができる。

 

北海道の方だけではなく、

旅をしている他の地方の方、

中には関西の方、同郷の方まで極稀に出会うこともあり、

とても嬉しくなる。

 

旅をする人はもちろん移民に慣れているし、

北海道の方も元々は移民の土地である関係もあるし、

北海道を旅する人と出会うことも多いから非常に慣れているようだ。

 

余市での星空は、それなりにキレイだった。